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安心して買い物ができる理由

徹底した独自の検品システム

セカンドストリートで取り扱うラグジュアリーブランドの品々。これらすべての商品は、店舗買取時に独自のマニュアルに基づいた一次検品、そして本部選任担当者による二次検品のダブルチェックに合格したものだけ。
時に高度な偽造品・不正商品も存在するため、正確さが求められる目利きは、いったいどのようにして行われているのか?その裏側に迫る。 (2016年12月14日作成)

真贋における安心・安全の追求のために独自マニュアルを構築

「現在セカンドストリートでは、全国約600弱の店舗でラグジュアリーブランド(当社指定ブランド)の取り扱いを行っていますが、その始まりは2006年までさかのぼります。運営母体だったゲオアールが、フォー・ユーと合併してリユース事業を展開することになりました。フォー・ユーは以前、一時的にブランド品の取り扱いを中止していたのですが、この合併を機に再開することに。当初は約40店舗からのスタート。ラグジュアリーブランド品の確かな安全性を保証するためには、店舗だけでなく、本部で二次検品を行うシステムを構築する必要がありました」
こう話すのは、検品検証チーム・チームリーダーの山崎。

「全店でのラグジュアリーブランド取り扱いについて、当社の方針として掲げた条件が、並行輸入品市場での『偽造品』や『不正商品』の流通防止と排除を目指す民間団体『一般社団法人 日本流通自主管理協会(以下 AACD)』への加盟です。そのために、2年以上かけてラグジュアリーブランド買取時に使用するマニュアルを整備し、アイテム別買取チェックリストを用意しました。さらに、本部選任担当者による二次検品もスタートさせ、2008年8月に準会員として加盟、翌2009年8月に正会員に昇格しております」

セカンドストリートでは、111のラグジュアリーブランドに独自のマニュアルを用意しており、すべてのマニュアルは、本部選任担当者で構成する検品検証チームが情報の集約・蓄積を手掛けている。

「信頼」と「お客さまを待たせない」を両立させるために

店舗で使うマニュアルは、「わかりやすさ」と「査定時間の短縮」の2点を意識して作成。的確に判別できる要素を絞り込むことで、短時間での査定に繋がるよう心掛けている。店舗では判断できなかった細部の確認は、本部選任担当者の目で厳しく判別。このような二重チェックによって偽造品・不正商品の流通を徹底して排除できる仕組みになっている。

商品を「本物・偽物」と断言できるのは、商標権者であるブランドホルダーだけの権利。
セカンドストリートではAACDと独自のマニュアルと、二つの基準で検品を行った結果、信頼できる品物を「基準内品」、疑わしい品物を「基準外品」と呼び、基準外品の発生が目立つブランドのマニュアルはチェック項目を見直すなど、必要に応じて改訂を行っている。

ここまでのこだわりを持つ背景には、同社取締役の今井則幸の言葉があったのだとか。

「今井の『自分の妻の両親にも安心して買い物をしてもらえる、質の高いサービスを提供する店を作りたい』という言葉を聞いて、目指すべきレベルがより明確にイメージできるようになりました。ちなみに、買取・販売の値付けは、POSシステムで一元管理を行い、全店で正しい値付けができる体制をつくり、レアアイテムについては市場価格も加味し、随時最適な統一価格を設定しております。尚、今後さらに強化していきたいのは、チーム内の検品精度を高い水準で一致させること。スタッフの個人のスキルやキャリアに関係なく、誰が見ても同じ判断ができるようにすることは、チームとして当然の責任」と、山崎は話す。

セカンドストリートでは、二次検品した商品にオリジナルの「販売証明書」を付けて販売している。その証明書には検品担当者の印が押され、お客さまが安心してお買い物を楽しめる環境を整えている。

本部選任担当者に認定されるまでの道のり

ラグジュアリーブランドの月間買取点数は、約2万5000点以上。その圧倒的な量の二次検品を支えるのが、現場リーダーでもある本部選任担当者の鈴木。セカンドストリート入社前からラグジュアリーブランドの目利き経験を積んでおり、その確かな目で、判断が難しいような品物にも的確に判断を下す。

本部選任担当者は計5名。セカンドストリートではこの業務を遂行するためには、非常に厳しい自社試験に合格しなければならない。
最初の2~3カ月間は、AACDの協会基準とマニュアルを徹底的に理解するとともに、本部選任担当者から判断ポイントのコーチングを受けながら経験を積む。その後、300点の判定試験を行い、「基準外品」を1つでも見逃した時点で試験はやり直し。合格するまで何度でも試験を繰り返し、見極めるための力を磨いているとのこと。

ブランド直営店での新作チェックで情報収集

ラグジュアリーブランドの買取は、2014年にセカンドストリート全店で取り扱いを開始してから、その数量が飛躍的に増加し続けており、2017年には月間3万点を超える見込み。現在、二次検品チーム強化を進めている。

経験を積んだ本部選任担当者ともなれば、品物の質感や臭い、パーツの細部を一目見るだけで、セカンドストリートの基準外品だと判断できることもあるそう。しかし、年々クオリティを高めている偽造品・不正商品を間違いなく判別するために、本部選任担当者たちは経験を過信せず、知識と技術のブラッシュアップを怠らない。

鈴木は「もちろん経験に対する一定の自負はあります。しかし、各ラグジュアリーブランドから新作が発表されるたびに、その特徴を自分の中でなじませることが必要です。AACDからの情報確認はもちろん、各ブランドの直営店へ足を運び、細かなディテールを確認することも行っています。日々これだけの数量を検品しているので、なかには初めて目にする珍しい品物もあります。その際は、当社の基準内品・基準外品にかかわらず、本部選任担当者の間で情報共有して知識を深めています。その上で、同一商品で基準外品と判別するケースが頻繁に発生しているようであれば、重要度・緊急度が高いと判断し、臨時の緊急ミーティングを実施します」と話す。

鈴木は、2016年にAACDが認定する「協会基準判定士」の資格を取得。この資格を得るには、並行輸入品の基礎知識や関連する法令、カスタマー対応、実技を含む商品の検品方法など計5回の研修と試験に合格しなければならない。現状、本部選任担当者のうち3名が、「協会基準判定士」を有しており、今後も本部選任担当者の実務を1年以上経験した者は資格取得を計画している。

店舗バイヤーのレベルアップを図り、全国で勉強会開催

検品の精度を高めるための努力は、本部選任担当者だけではない。過去には鈴木が社内講師として全国すべてのエリアを回り、店舗バイヤーに向けた勉強会を実施。この勉強会では、実際に発生した「基準外品」を使用して、特に取り扱いの多いラグジュアリーブランドや、判定に細心の注意が必要な品物などについて、直接指導を行った。

「勉強会のきっかけは、店舗バイヤーからの要望です。普段の査定時は、マニュアルでは判断が難しい品物は、私たちがWebカメラを通じて査定をサポートしています。しかし、手触りや特有の臭いについては、画面越しに伝えるのが不可能。勉強会では、直接基準外品に触れながら指導することで店舗バイヤーの理解を深めることができ、遠隔でやり取りをしていた店舗バイヤーと顔を合わせて話をすることで、お互いの信頼感がより一層増したように思います」

このように、セカンドストリートでは、AACDの協会基準と独自のマニュアルや精鋭チームによる目利きなど、お客さまが安心して商品を手に取っていただける体制を整えている。

これまでラグジュアリーブランドのリユースは、店舗で査定、販売の一次検品で完結がスタンダードだったが、セカンドストリートは早い段階から店舗バイヤーと本部選任担当者によるダブルチェックという二次検品システムを構築。
月間2万5000点を超えるラグジュアリーブランド品を扱うセカンドストリートの徹底した検品からは、偽造品や不正商品の市場流出防止に貢献できたらという想いが伝わってくる。

鈴木は洋服店を営む両親の影響もあり、幼い頃からファッションに興味があったと言う。

「もともと私もラグジュアリーブランド品が好きで、この仕事に就きました。毎日たくさんの品物を見られるのは役得です(笑)。ラグジュアリーブランドの魅力は、上質な品物ならではの“手にした時の満足感”。そういった気持ちがわかるからこそ、自分の仕事を通して、セカンドストリートのお客さまに安心してファッションを楽しんでもらえたら幸せだなと感じます」

※当記事は2017年2月現在の内容。

INTERVIEW GUEST
  • 商品開発課 検品検証チーム
    チームリーダー
    山崎純一
  • 商品開発課 検品検証チーム
    (社)日本流通管理自主協会認定
    「協会基準判定士」
    鈴木靖二
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ライター紹介

関紋加

有限会社ノオト所属の編集者、ライター。 得意分野はライフスタイル、美容、健康。企業のオウンドメディアを中心に執筆・編集を行う。